学科案内

きもの体感授業!! きもの見聞学

当学園が古都奈良にあり、1時間程度で京都に行くことができる立地を活かして、"きもの"や"日本文化"を体感する授業を行っています。自分で染めたり、縫い上げた"きもの"を着て、伝統的な祭りや歴史的建造物などに実際訪れることで、より深く"きもの"や"日本文化"を感じ学ぶことができます。

"源氏物語の世界を実感" 京都御所

"1200年前の芸術に触れる" 正倉院展

"日本の伝統芸能の原点" 薪御能鑑賞

きもの見聞学1年生学生レポート紹介

自分で作った浴衣を着て祇園祭を楽しむ

毎年1年生は自分で染め・縫った浴衣を着て、日本の伝統の祭り・祇園祭に行きます。当日は染の工房や風呂敷の勉強もあり、きものや日本を代表する伝統を体感します。1年が入学後感じたことがわかる学習レポートとベストショットの写真を紹介いたします。

和裁総合研究コース1年・Y.K(群馬県出身)

入学して着物の作り方を全く知らなかった私が浴衣をつくれるようになって驚いています。最初はヘラ入れも作り方もわからず、泣きそうな毎日でした。覚えることが苦手なので、覚えるまでに時間がかかりましたが、基本の作り方を覚えた時は嬉しかったです。

あと、今回の実習で驚いたことが、間違って縫っても何度も作りかえることができる着物のすばらしさです。また、浴衣をたたんだ時に長方形になってきれいなことにも感動しました。

作ること自体は難しく直しも多いので、きれいに作ることが出来るようになりたいです。自分が縫った浴衣は、かなり抵抗のあるピンクでしたが、着てみたら意外とみんなが似合うと言っていたのでよかったです。来年も自分で縫った浴衣を着て、祇園祭に行こうと思いました。
今の自分は、"できない"と思うことが多いので、"できる!!"と思いながら速く縫えるように練習して、早く上手になりたいです。

和裁総合研究コース1年・S.A(山形県出身)

初めて着物をつくったときは、聞きなれない言葉やわからないことばかりで完成できるのか凄く不安でした。ですが、1枚目の浴衣を作ることができたとき、完成した喜びと達成感を感じることができました。

自分の作った浴衣を初めて着てみて、今まで自分のサイズに合わせた着物や浴衣を着たことがなかったので、サイズが合っているものだと着た時の感じが全く違っていて、とても着やすくて驚きました。

着物づくりを始めたばかりで、分らないことがたくさんありますが、ものをつくることは好きなので、楽しみながら学ぶことができたらと思います。

自分が思っているように上手く作ることも早く作ることもできませんが、先生に言われたとことを意識しながら1枚でも多く着物を作り、技術を身につけられるように努力していきたいと思います。

着物染織科1年・I.K(福岡県出身)

今回の染色の実習で感じたことは、緻密に計算をしてからデザインであったり配色をしないと仕立てる時に大変になるということです。とりあえず1枚の紙にデザインを書くということしか考えていなかったため、着物の着姿を意識して作ったらもっとよいものができたのではないかと思います。

また、色の重要性に気づかされました。1色を増やすと華やかな印象になったり、1色減らすと落ち着いた印象になったりと同じデザインを元にして考えていてもどんどん異なるものができあがるんだと分かったり面白かったです。

実際に自分で自分の浴衣を着て祇園祭に行ってみて、浴衣姿で歩いているのは珍しいからなのか、海外の方から写真を撮られたり、一緒に撮ったりと楽しい交流ができました。日本の着物の文化はやはり重要であり大事に残していかないといけないんだと改めて感じました。

今回の体験を終えて、自分の知識と経験不足をものすごく感じました。というか積めるように努力をしたいと思います。この学校で学ぶこと、見聞きすることは確実に将来の自分のために役立つと思うので、たくさん勉強をして、将来の夢を実現したいです。

和裁総合研究コース1年・M.A(東京都出身)

祇園祭へは私が初めて縫った浴衣を着ていきました。これまでも浴衣を着てお祭りや花火鑑賞などに行ったりしましたが、どれも既製品のミシンで仕立てた浴衣でした。

入学して自分の浴衣を作ることになって楽しみでしょうがなかったのですが、完成の道は長く、失敗の連続でした。1枚目の浴衣を完成したときのことは、放心状態であまり覚えていません。

そんな血と汗と涙のしみ込んだ浴衣を着て祇園祭へ。帯をすれば背筋は伸び、しゃきっとした心持になるのは和服を着た時に共通する部分。「見られているといる」という意識も手伝って暑さでぐったりだらしがないということはなかったのではないかと思います。

後日、気が付いたことが、何度も着付の練習をした甲斐があって着崩れすることはほとんどなかったのですが、着付だけではなく自分に合ったサイズで浴衣を作ったからだと分かり感動しました。自分のサイズの浴衣は着やすく、着崩れしないということをこのきもの見聞学で身をもって実感できました。

また、祇園祭では、浴衣を身につけた人を多く見かけました。私はこの光景を見て嬉しく思いました。私は日本人がこれからも民族衣装である和服を着続けることを願い、着物の良さを広めたいと思いました。そのためには、私自身が着物を好きであり続けることが大切なことだとあらためて感じました。

着物染織科1年・Y.Y(東京都出身)

今回のきもの見聞学で、自分でデザインし、染めて仕立てた浴衣を着て、とてもよい経験になりました。私は、金魚をメインにした浴衣を染めたのですが、正直うまくいったところは金魚のグラデーションだけでした。しかし、失敗だらけの染色で得たものは大きかったです。色の組み合わせ方、染め方、柄がどのあたりに入れたらきれいに見えるかなど。染色のほうへ進んだ時に役立てていこうと思います。

今回の染色や仕立、祇園祭、染の工房、風呂敷の話などを聞いて、もっとたくさんの人が日本の伝統に触れるべきだと再認識しました。たくさん広めるには、まずその情報を発信する役割の私自身がたくさん日本の伝統に触れていくべきだと感じました。

せっかく身近に伝統文化に詳しい先生方がいらっしゃるので、たくさん吸収して自分のものにし、まずは身近な人たちからいろんな情報を発信していきたいと思います。