学科案内

<和裁> 浴衣を手縫いで仕上げるまで

検尺

反物のキズや汚れを調べて、約12mの反物が指定の寸法で作ることができるか確認します。

裁断

反物を寸法と着用時のポイントの位置によい柄がくるように考え、8つ(袖2枚・身頃2枚・衽2枚・地衿・掛衿)のパーツに切り分けます。

ヘラ付け

オーダーする方のサイズにあった寸法を割り出し、しるしをつけます。

衿作り

掛衿と地衿を縫い合わせます。

衽作り

額縁づくりという高度な技術で衽を作ります。

袖作り

左右の袖が同寸でできるように縫います。よいできばえの袖は、袖口下、丸み絞りがポイントです。

竪縫い

左右の身頃を袋縫いという技法で背で縫い合わせます。その後、身幅のしるしをつけます。

脇ぐけ

裾の寸法を正確に測り、縫い代を伸ばして脇を三つ折りにくけます。左右同じ作業をします。

衽ぐけ

布のつりあいをしっかり見て、折りぐけをします。

裾ぐけ

裾がまっすぐに仕上がるように細かくくけます。

衿付け

衿を身頃に縫い付けます。肩明きには出べらを入れます。

衿始末

衿の縫い代を整え、衿をくけ、仕上げのコテをあてます。

袖付け

左右の袖を間違わないように確認し、身頃と縫い合わせます。袖付けには補強の虫留をします。

アイロン仕上げ

最終のできあがりの寸法を確認して、アイロンをかけシワをとります。