学科案内

卒業制作作品

和裁研究科・着物染織科の最終学年では、今まで学んだ技術や知識や経験を活かして、様々な技術の可能性にチャレンジした卒業制作に取り組みます。企画を考え、調べて、素材を選び、制作する一連のプロセスを経験することは、社会で活躍するための総合企画力を養っています。

和裁研究科

「BOROとKIRE」

博物館で布を再利用した着物を見学! 使われなくなった布で現代感覚の襦袢を仕立てました。

博物館で、明治時代~昭和の貴重なハギレを使った着物を調べました。

使われなくなった着物を生地の組み合わせを考え、見せる襦袢に仕立替えました。

「創作女帝衣裳」

デザインから考え、和裁の技法で卑弥呼・推古天皇・持統天皇を仕立てました。

デザイン画を描きました

試作品を作りました

「リメイク子供物二部式着物」

大人物単衣長着をリメイクして、「子供物の二部式単衣着物」に仕立替えました。寸法直しが必要だったので、縫い替え大変でした。花飾りを付けることで、子供のかわいらしさを表現しました。

「リメイクきもの衿コート」

大人物単衣長着をきもの衿コートへリメイクしました。内揚げから竪縫いを縫い替えたため、少し時間がかかりました。大人しい色合の着物だったため、アクセントにと胴裏の生地で花飾りをつくり、付けてみました。

「名古屋帯・袋帯の作り帯」

はじめてからお太鼓の形が作ってある帯なので、誰でも簡単に締めることができる帯となっています。
名古屋帯・・・たれとお太鼓の柄をあわせて作りました。
袋帯・・・・・お太鼓と胴回りに柄を出すのに苦労しました。

「リサイクル舞妓衣裳」

使われなくなった"きもの"を再利用して舞妓さんの衣裳に仕立かえました。

着物染織科

テーマは日本の伝統文様を活かして現代の若い世代が楽しく共感できるデザインのローケツ染め浴衣の制作です。

手描 ローケツ染 浴衣 題名:かみなり雲

市松文様はよく好んで使う文様で、その中にピリッと稲妻を描いたのは、デザインを考えるときに学生生活で一番ものすごく大きい音の雷と激しい雨を思い出したからです。そして地の色は渋めの緑を選びました。この緑は、あまり見かけない色というのと、きれいな緑を作ろうと思っているのに何度も失敗してこの緑になってしまったという色づくりの思い出として選びました。

手描 ローケツ染 浴衣 題名:宝尽くし

宝尽くしは、着物や帯などでよく見かけるのですが、浴衣では見たことがないので、おもしろいかなと思って染めてみました。縁起物として描かれる宝尽くし文様を、もっと軽く馴染みやすい印象にしたくて配色をパステル系の色調の赤・青・黄・緑・紫だけに限定してみました。地色の黒は紫根下と呼ばれる下染めで紫を染め、その上に黒を染め、より黒く見えるように染める技法を使い、木綿ですがはっきりとした地色になるように心がけました。

手描 ローケツ染 浴衣 題名:露芝に蛍

夏らしく涼しげな浴衣にしようと思い、露芝の上に蛍が飛んでいる文様にしました。この浴衣は一方付の繰り返し柄ではなく、山を決めて柄付けをし、露を上の方は小さく、下の方を大きくするなど、付下げ風の浴衣にしました。工夫したところは、ほたるの光のぽっと光る感じを表現したく、ロウを一度丸く置いた後、ドライヤーを当てて溶かし、ぼかしました。露芝の配色も上下の色を変え、緑色だけではなく、青や水色も使い、濡れている感じを表現しました。

手描 ローケツ染 浴衣 題名:しょうぶ

今回この作品を染めるにあたって与えられた課題が古典柄だったので、今まで描いたことのないものにしようと菖蒲を描くことにしました。菖蒲は大人っぽいシックなイメージがあったのですが、可愛らしい作品にしたかったので、地色を鮮やかなピンク色にして女の子らしい浴衣に仕上げました。菖蒲の葉は6色ほどの緑で染めたので、特に葉の色の違いやグラデーションに注目してもらいたいと思います。墨で輪郭を描く線も強弱をつけ、より質感を出して描けたと思います。あえて菖蒲の花を白にして、より女の子が着やすい可愛らしい感じの浴衣になったと思います。

「花紋付下げ小紋」

優しい色合いの地色に卒業生の"誕生日花紋"を鮮やかに散らしました。紋の色はそれぞれの好みで彩色したので、個性がでつつも、地色によって統一感のある着物になりました。もう1つの卒業製作「組織織名古屋帯」と合わせてコーディネイトできるように作りました。

「組織織名古屋帯」

落ち着いた地色に、銀糸を織り混ぜることで、少しフォーマルな場でも使用できる名古屋帯となりました。菱と七宝を組み合わせたような組織織で、一見伝統的でありながらもオリジナリティのある柄となっています。

  • 京袋帯両面仕立

  • 京友禅小振袖

  • 手描友禅長襦袢