就職と資格

進路担当者からのアドバイス

卒業後にしっかりした就職進路を決めるための
学校選びのポイント

プロフェッショナル人材まで育成できる学校であるかどうか。

現在、各企業はグローバルな競争環境の中で、様々な消費者の要望に応えられるレベルの高い人材を厳選して採用をする傾向が強くなってきています。そのため、意欲的で、知識や技術など基礎力をしっかり身につけたプロフェッショナル人材を求めています。

また、新卒で卒業し就職した人のうち3年以内に離職する人の割合が、中学卒で64.2%、高校卒35.7%、大学卒28.8%(厚生労働省職業安定業務統計)となっています。 これからは転職が当たり前の時代になります。

これからの時代に大切なことは、何を身につけているのかが問われるジョブ型雇用の時代になっているといえます。学校選びの時は、しっかりと実践的な技術や知識を身につけることができる学校か確認しましょう。

就職活動の基本の流れから

それでは、仕事を探すときにどうするのか見てみましょう。

以上がおおよその流れです。

● 第一関門! 書類選考を突破する!

履歴書を書く。

履歴書は、主に,氏名・住所・学歴・職歴・資格・志望動機などを記入します。
現在は、即戦力の人材を求める傾向が強く、
どのような学校で学んできたのか。・・・・学歴
どのような仕事をしてきたのか。・・・・・職歴
どのようなことができるのか。・・・・・・資格
学歴、職歴、資格が重視されます。

学歴・職歴

特に新卒の場合は職歴がないので、学歴としては、その会社の専門分野での学歴(専門学校の卒業)であるかが大切です。きものや和の業界で仕事をめざすのであれば、きもの・和裁の専門学校で学ぶことは大変有利となります。

資格

履歴書を見てもわかるように、一度取得した資格は一生涯履歴書の資格欄に書くことができます。そのため新卒時だけにとどまらず転職時にも活かすことができ、資格取得はとても重要です。
同じような名前の資格が多くわかりにくいですが、和裁やきもの業界で評価される資格がありますので、その資格取得率を確認しましょう。

● 面接を突破する!

面接は、採用担当者に自分ががんばってきたこと・PRできることを話す機会でとても緊張します。
就職進路をサポートして感じるのは、企業経営者の方々はとても前向きで必死にがんばっています。その方々に自分が魅力的にみえる人物かどうかが最終の決め手となります。
それはどんな人か? やはり何かに一生懸命取り組くみ、好きなことをがんばってきた経験を持っている人です。
そういう人は上手に話せなくても自分の言葉で伝える力があります。
まずは、そういう自分になれる"好き"で"前向きに取り組める"分野や学校選びをすることが大切です。

実技試験を突破する!

モノづくり系の職種をめざす場合には、実技試験が行われる場合があります。
実技試験はプロの方々が見るので、集中力のある作業姿勢、スピード力、できばえなど在学中に身につけてきた技術そのものが評価されます。
モノづくりをめざすなら、学校選びの時は、しっかりと技術や知識を身につけ、資格をとることができる学校か確認しましょう。