実学実習授業

和裁各学科の産学協同システム

和裁の実技授業を行うには、カリキュラムの進度に沿った適切な教材を繰り返し実習していくことが必要になります。その教材となるきものは大変高価で、学生自身がすべて準備することは経済的に大きな負担となります。当学園では、きもの産業界から協力いただいた学園独自の産学協同システムを整備しています。このシステムにより、教材費が無料(一部教材は除く)で多種類で数多くの教材を使用した効果的な実習授業を展開することが可能となり、段階的な技術の向上と様々な種類・生地・体型に合わせて縫製することができる実践力を養うことができます。そして、国家技能検定和裁技能士1・2・3級に代表されるハイレベルな資格取得につながります。

きもの各学科の産学協同システム

きものの染織のプロになるためには、数多く実習を繰り返し練習することが必要です。しかし、そのために必要な教材費の負担は大きなものになります。そこで、当学園では、学生の実習にかかる教材費の経済的な負担を軽減するために、提携会社の協力を得て実習で製作した作品を市場に流通できるシステムを整備しています。これにより市場で販売された作品の教材費が還元され経済的負担が軽減されるとともに、自分自身の作品の社会評価を在学中に把握でき、課題をふまえた作品作りができるようになります。